2020年4月25日土曜日

Ubuntu デスクトップ比較: 20.04 も Lubuntu で決まり

Ubuntu 20.04 がリリースされたので、いつも通り Ubuntuデスクトップ比較をしてみました。 前回までのような既存環境を利用した比較ではなく、もう少しきちんとした比較をしました。条件は以下。
  • VirtualBox でクリーン環境を比較
  • 検証時の最大メモリサイズは 2GB
  • 起動→安定後のメモリ使用量を free --mega で比較

結果はこちら。
  • Ubuntu: 738MB (最重量)
  • Lubuntu: 316MB (最軽量)
  • Kubuntu: 409MB
  • Xubuntu: 415MB
  • Ubuntu MATE: 523MB
  • Ubuntu Budgie: 632MB

素の Ubuntu が一番重いデスクトップシステムとなりました。 他のデスクトップシステムはメモリを絞るようになって、選びやすくなりました。 素の Ubuntu もチューニングした Windows 10 の 1/2 のメモリで動きますが、派生とは少し態度が違う感じ。

派生デスクトップシステムが全体的に軽量になったのは、素直に良い傾向と思う。 Ubuntu は今までの Unityランチャーっぽい動作のまま。私はあまり好きじゃない。 Lubuntu は LxQt の採用でどうなるかと思いましたが、やはり最軽量でした。UI はあまり変更がないですが、格好良くはなった。 Xubuntu はコンパクトな Windows 2000 的な表示になった。メモリ使用量も頑張ってる。 Kubuntu はメモリ使用量をめちゃ頑張って削って、なんと Xubuntu 以下になってます。18.04 は激重だったのに凄い。UI は Windows 10 によく似ている。 MATEの UI は完全に Windows 10 の印象。 Budgie は Windows 10 と iPhone が組み合わさった新しい UI を出してきた。 ちなみに2つの表示方法を切り替えられるので、使い勝手を強要されることもない。UI は一番面白い。

メニューを表示したときのスクリーンショットをまとめると、こんな感じ。 …素の Ubuntu を使う理由があんまない気がする。 他のデスクトップシステムがどれも頑張ってる。

Ubuntu
Lubuntu
Kubuntu
Xubuntu
Ubuntu MATE
Ubuntu Budgie


しょぼマシンをたくさん使ってる身としては、私は今後も Lubuntu で決まりです。 UI はどれでも良いなあ。あえて選ぶなら、Lubuntu、Xubuntu、Kubuntu、の順番でしょうか。 Xubuntu は安定しているので引き続き Lubuntu が動かない時に利用したいと思いますが、Kubuntu の進化も侮れません。 今の実装方針が貫かれるなら、今後は Kubuntu も利用候補に入れたいです。

2020年4月24日金曜日

フリゲ紹介: イリスのゲーム

イリスのゲームは、ローグライク風なダンジョンとパズルライクでスリリングな戦闘の探索RPG。 最初多くは語られず、じょじょに明らかになっていくタイプのものです。



まずは魂の牢獄に囚われた6人の英霊から3人選んでスタートします (左下)。 後からみんな仲間になるので、最初は誰でも大丈夫です。 仲間を選んだら、静寂の間から魔王城に挑むことになります (右下)。 静寂の間では仲間たちと話すと、レベルを上げたりスキルを覚えることができます。



ダンジョンはある程度固定化されたランダムマップでシンプルなものです (左下)。 シンボルエンカウントだけど敵から逃げるのは結構キツイ。 戦闘もターン制のシンプルなものではありますが、行動順序はかなり重要です (右下)。 戦闘は普通の敵でもコツを掴むまでは結構ギリギリで、歯ごたえがあります。 私は最初にこの4人で挑みましたが、なかなか悪い顔している女子が多い (笑)



初期バージョンのクリアタイムは6時間より少ないくらいでしたが、今でいう ADVANCE モードでプレイしており、ボスで60敗くらいしているので、たぶん9時間くらい掛かりました。 ver 1.10, 2.00 で大きくバランス調整され難易度も選べるようになりましたが、ADVANCE でも理不尽な難易度ではないと思います。 最新版は ADVANCE も少しやさしくなっているので、今プレイすれば 1/5 くらいのリトライ回数でクリアできると思う。 代わりにクリア後ダンジョンが強敵…!

ちなみに難易度が高めの探索RPGの基本は、まず第一に退路を確保して、ダンジョンは駆け抜けろ、ですね。 30層くらいから駆け抜けないと結構難しくなってきて、多少の運要素も出てきますが、それほど苦労はしませんでした。 セオリー通りにやればクリアできる。

ダンジョンよりはボスが強めです。 40層のボスは20連敗、50層のボスは40連敗くらいした気がしますが、何度も言うように理不尽さは感じなかった。 クリアしてやろうという気になるいいバランスと思います。 40層のボスは最初レベル8くらいで挑んだのでさすがにキツく、レベル上げで勝利の方程式がすぐ見えたので、苦痛は感じなかったです。 50層のボスは強い…。全員レベル10あれば勝てますが、かなりギリギリの戦いになります。 対策を洗練していくと少しずつ良い勝負にはなるので、試行錯誤を楽しみつつ頑張りましょう。 あと少しで勝てそう!という状態が長く続くので、結構ワクワク感があります。 レベル10でも何とかなるので、短編を活かして絶妙なバランスで完成している作品と思います。

バランスについては作者様の解説がとても参考になる。


個人的によくできてるなと思ったのが、仲間の記憶が見れる追憶の間でしょうか。 結構キツイなと思ったボスや階層のヒントがひっそり書かれている (と思ってる)。 記憶を見ながら進めると、どの仲間を一緒に連れて行くと良いかなどがわかって、役立ちました。

高難易度だけどよく練られた探索RPGをプレイしたい人におすすめの作品。

2020年4月23日木曜日

透明ポリ袋でマウスガード

新型コロナウイルスでマスク不足が問題になっているけど、 N95 のような 95% 以上の遮断性能を出し、あらゆる身体ガードするのはとても大変です。 そもそも N95 は売ってないし、医療関係者に回すべき代物である。

N95 はないので、サージカルマスクや布マスクはどうなのかという話にまずなる。 これも今はそんなに売られていない訳だけど、それ以前の問題として、 遮断性能が 7%〜88% とブレが大きい問題があり、判別も付かない。 特に布マスクに関しては ~30% しかないと言われている。 ティッシュペーパーやキッチンペーパーを重ね、 HK Mask にすれば 45〜91% の遮断性能が出るとは言われてるけど、やはりブレが大きい。 あまり完璧とは思えない。

この HK Mask を見ていて私が感じたのは、遮断にもウイルスと飛沫の 2 つがあるだろうけど、ウイルス側はようするに限界があるということ。 ならば庶民はフェイスガードで進行方向に対し 100% の飛沫ガードをしたほうが、良くないかと思ったりしました。 そしてそもそもマスクは口だけしかガードしていないので、その基準に合わせるなら、フェイスガードではなくマウスガードでも良いと感じる。 あと実のところ A4 クリアファイルでフェイスガードを作ってみたんだけど、思ってるより視界が良くない。 そのような理由もあって、遮断性能の高いマウスガードのほうが多くの人には良いのではないかと思いました。


口や鼻だけをガードするマウスガードを作るのは、フェイスガードよりずっと簡単です。 顔にフィットしやすいクリアファイル、それどころか透明なポリ袋さえあれば良く、以下のように顔にフィットさせれば、進行方向の飛沫カットはできる。 完全に密着させると呼吸困難になるので、下方向に余白を作る。



フィットしにくい場合は、メガネに結んだり、セロハンテープや輪ゴムや紐で密着させても良いと思う。 とにかく顔にフィットさせれば、前方方向への飛沫は 100% カットできる。 前方ではない部分にどれだけ飛ぶかは問題ではあるが、 A4 クリアファイルのフェイスガードよりは安定した利便性と遮断性能が得られるように思う。

しかもポリ袋で作れば、単価 1 円以下で作れる。 ポリ袋であるためいくらでも用意できる上、石鹸で何百回と漬け洗いもできる。 医学的に見てこれがどれくらい有効なのかはわからないが、 昨今のクリアファイル・フェイスガードや、マウスの連続使用の話を見ている限り、庶民レベルでは有用そうには感じる。 目も注意と言われてるので、何とも言えないけど、どうなんだろう。



目も守るなら、ペットボトルもありかも知れませんね。

2020年4月20日月曜日

無料でPDF編集するためのツールまとめ

PDF を編集しようとすると、いつも Adobe の有料版を求められ、憂鬱な気分になります。 無料で十分事足りているので、よく使っている機能をまとめておくことにしました。



結論だけ言ってしまうと、Linux を使ってればコマンドで処理できるので、ほとんど外部ソフトはいりません。 Windows の場合も、Poppler からコマンド群をダウンロードすれば、同様に使えます。 他にもフリーソフトたくさんあるけど、しっくりくるものがないので、結局のところコマンド処理が一番楽です。 昔いくつか良いのあった気がするんだけどなあ。 PDF のバージョンに追随するのが大変だからかも知れません。

Poppler に欠点があるとすれば、たまにしか使わないのでコマンドを忘れる事です。 そのため使い方のメモを残しておきます。 他にも色々できますが、私が使うのはこれくらい。

ページ単位に分割

pdfseparate in.pdf out-%d.pdf
pdfseparate -f 10 -l 20 in.pdf out-%d.pdf  # p10-p20 を分割

ページから画像抽出 (その1)

pdfimages in.pdf out  # out-001.ppm
pdfimages -f 10 -l 20 in.pdf out  # out-001.ppm (p10-p20)
pdfimages -png in.pdf out  # PNG で出力
pdfimages -jpeg in.pdf out  # JPEG で出力
pdfimages -tiff in.pdf out  # TIFF で出力

ページから画像抽出 (その2)

こちらのほうがうまくいくケースが多いかも。
pdfimages in.pdf out  # out-001.ppm
pdftoppm -f 10 -l 20 in.pdf out  # out-001.ppm (p10-p20)
pdftoppm -png in.pdf out  # PNG で出力
pdftoppm -jpeg in.pdf out  # JPEG で出力
pdftoppm -tiff in.pdf out  # TIFF で出力

PDF を結合

pdfunite in1.pdf in2.pdf out.pdf

ページのトリミング (余白を削除)

pdftoppm -x 100 -y 100 -W 200 -H 300 in.pdf crop  # => crop.ppm
pdftoppm -png -x 100 -y 100 -W 200 -H 300 in.pdf crop  # PNG で出力
  • Briss (座標やサイズを自動調整できて便利)

文字入力

sudo apt install xournal

インストール後、PDF を開いて手書き入力やテキスト入力して保存します。 フォーム入力とはまた違うけど、ほとんどはこれで足ります。 Xournal は、Windows でもダウンロードして使えます。 Android だと Xodo PDF Reader が使いやすい。

文字修正

既存 PDF の文字を修正したいときにはこれが便利です。

総合編集

最近、Adobe 自身が Acrobat オンライン PDF ツール を提供してくれるようになりました。 ユーザ登録が必要かつサーバ処理なのが手間ですが、簡単な用途ならオンラインで済みます。やった! ついでに他の Web サービス系で使いやすそうなのもまとめておくと以下。 まあセキュリティや機密性、処理の柔軟性などを考慮すると、オフラインニーズは依然としてあります。 大量ファイルの処理とか無理だしね。


ほとんどの処理は Poppler で足りますが、 今のところ BrissXournalSimpdf は重宝しています。

2020年4月19日日曜日

家庭菜園のおすすめ野菜/ハーブまとめ

家庭菜園はこれからそれなり重要があると思うので、おすすめ野菜/ハーブをまとめておきます。 子どもの頃からやってるので、それなりに役立つ情報かと。



ちなみに果樹は特に書きませんが、何もしなくても毎年採れるので、土地代を無視すればコスパ良いですよ。 だいたいの気候で育つ、みかんはおすすめです。最近の天候不順でも安定している。 柿もおすすめだけど、天候不順だと採れない時も。

野菜

基本的には苗を買ってきます。種からだと現実はなかなかうまくいかない。 根菜やスイカ系は連作が大変なので、私は基本的にやってません。

コスパが良いもの

小さな実がなるものや、大木化しやすい野菜はコスパが良い傾向があります。
  • ミニトマト:日当たりと連作さえ注意すればコスパ最強
  • 春菊:日当たりさえ良ければミニトマトの次にコスパが良く、失敗経験ゼロ
  • フキ:植えておけば毎年勝手に増殖していく
  • アスパラ:一度植えれば10年放置できる、安定収穫に数年掛かるのが難点
  • スイスチャード: 植えっぱなしにできる珍しい野菜、ちょくちょく収穫できる
  • ツルムラサキ: 1回しか植えたことないけど適当に植えても超巨大化した
  • ハヤトウリ: 最近あまり植えてないけど、うまく育つと処置に困る量が採れる、寒さに弱いのでゆっくり植えるのが吉

コスパまあまあ

  • ラディッシュ:大量に取れて失敗した事もない、冬の定番
  • 茎ブロッコリー:使うぶんだけコツコツ収穫できるので、使い勝手が良い
  • トマト:ミニトマトほどコスパは良くない、何十個か採れるくらい
  • わけぎ:一度植えたら何もする必要なし、経験上は乾燥地が良い、密集地は虫に食い荒らされるので注意
  • バジル、しそ:ほどほどに食べれるくらいの収穫量、次の年に生えてきにくいのが不満
  • ネギ:一度植えたら何もする必要なし、たまに収穫できるくらいなので、楽なだけでコスパは良くないかも
  • 苦瓜:よく育ち、たくさん収穫できる、ゆっくり収穫すると苦くない
  • ミョウガ: 植えっぱなし野菜、植えてる場所のせいかもしれないけど、そんなには採れない
  • 豆苗、もやし:誰でもやる室内菜園、売り物も安いのでコスパは平凡ですが、収穫量は満足できる
  • ミツバ、水菜:植えっぱなし野菜も、食い荒らされがち、一斉死滅しやすい印象あり、再生野菜として室内でまったり育てるほうが良いかも
  • パセリ:苗から育てるとコスパ最悪だけど、種からだと割と収穫できていい感じ
  • ベビーリーフ: それなりには採れる、放置すると大木化する (食べれない)

コスパ微妙

私は肥料とか全然やってないので、やるとうまく育つかも知れません。 試行錯誤をすると、ミツバやオクラ、いちご、豆あたりもたくさん採れるかも知れない。
  • オクラ:調子の良い時は大量に採れるけど天候と連作に弱く、最近は不作気味
  • ほうれんそう、小松菜、水菜、チンゲンサイ:面積を取るのでコスパはそんなに良くないと思ってる
  • ブロッコリー:たくさん採れないのでコスパは悪い
  • いちご:少ししか採れない、プロの凄さを一番感じる作物
  • ヘビイチゴ、木苺:食べたくて植えてるけど、未だ食べれてない
  • 豆関連:鳥の大好物なので食い荒らされる、土壌改善のためだけに植えてる
  • カタクリ:花がきれい、ただ片栗粉を作るのは地獄
  • ピーマン、ナス、ししとう:収穫量が少なく、種から育てる腕前がないとコスパが悪過ぎる
  • パプリカ: 普通に難しい
  • ニンニク: すぐに消えてしまった、う〜む…

ハーブ

何もしないでも育ち、無限に採れるもの

  • ローズマリー: 料理の匂い付け、花も綺麗、よく育ち大木になる
  • レモングラス: お茶にする、害虫が付いた事もない、よく育ち草原になる
  • ミント: ミントクーラーなどに、繁殖力凶悪と言われるけど全然そんなことない
  • ラベンダー: 匂い付けなどに、害虫が付かないのも良い、ただ使い道がない…

コスパ微妙なもの

上記以外は翌年生えてくるか確率が高くないので、使い勝手のいいものはあまりないです。
  • チャイブ: 西洋ネギなので美味しい、花もかわいい、日陰で育つのが良い
  • レモンバーム: 何にでも使える、日向では弱い、日陰で育つのが良い
  • カモミール: お茶にする、あまり強くない、日陰で育つのが良い
  • その他だいたいのハーブ: 使い道に困るのと、そんなに強くない事もあって、すぐ消えがち

雑草

カラスノエンドウを植えとくと毎年大収穫が望めます。 おすすめはしない。
  • カラスノエンドウ: 天ぷらにして食べれる、凶悪な繁殖力に毎年苦労させられる
  • ドクダミ:ドクダミ茶に、他の植物に悪影響を及ぼさず適度に増殖してくれる
  • アザミ:天ぷらにして食べれるらしい、毎年生えてくるので来年食べてみよう
  • ツユクサ:おひたしにできるらしいけど食べたことはない、放置で勝手に増える
  • ユリ: 割と増殖しやすい、なお自家製を食べたことはない

TODO: 育ててみたいもの

連作障害が少なくて、多年草なものを求めています。 以下は苗があれば買いたいけど、ぜんぜん売ってないんだよなー。
  • セリ、ニラ、クワシンサイ、アイスプラント、ホースラディッシュ、あけび、明日葉
  • 冬瓜、オカワカメ (今年初めて植えてみた)
  • 再生野菜 (小松菜やチンゲンサイはやった事ない)
あと、今年は野草を自生させてみようかなあ。ヨモギはトリカブトと間違いやすいので注意が必要かも。
  • ヨモギ、ユキノシタ

新たに植えたものが増えたら、追加していきます。

2020年4月1日水曜日

MicrosoftCode Arcade のハードについて

MicrosoftCode Arcade というハードウェア型のゲーム開発基盤がなかなか面白そうです。 まずはアメリカでは授業でも使うという報道が少し前にあって、興味を持ちました。

私はソフト面がよくできてるなと思ってます。 ゲームを作るのって、私の感覚だと Scratch を使ってもやはりまだまだ面倒なんですよね。 ただ MicrosoftCode Arcade を触ってみたところ、かなり楽で良いなと思いました。 使えるハードウェアを見ていたのですが、わかりにくかったので、本当に軽くですがまとめておきます。

まず前提としては、(1)モニタと (2) コントローラなどの部品、(3) Node.js / JavaScript を動かして画面表示できれば、自作ゲームボーイ / アーケード環境が作れます。 公式には Arduino 互換の Adafruit ItsyBitsy M4 Express を利用したセットアップ例 や、 Raspberry Pi を利用したセットアップ例 が載っている。 つまりいくらでも自作はできるということで、下図のようなアーケード構築例も載っている (参考: 1, 2)。



ゲームボーイ形式のハードも色々なものが販売されています。 値段がわかりにくいのでまとめると、執筆時点では以下があります。 ハードそのものは 4,000 円くらいで、とても良い値段ですが、どれも海外製品なので輸送費が高い (普通は 2,000 円ほど) ことに注意が必要です。 そして海外でも在庫切れが多く、流通にはまだまだ時間が掛かりそう。
日本では Amazon やスイッチサイエンスなどで手に入り、だいたい 5,500円くらいする。 1つずつ輸入するよりはちょっと安いかもくらいの値段です。 上記の製品の中で、執筆時点に日本 Amazon ので買え、まあまあの値段と思ったのは以下だけ (これもスイッチサイエンスのもの)。 まだ全然流通してないけど、まともに流通することはあるのかな。 5,500円で無限にカスタマイズできるゲームボーイを買えると思えば、まあ安い部類でしょうかね。

ついでなので自作も考えてみました。作ったほうが面白そうだしね。 ざっくり計算ですが、モニタは 1.8インチなので、日本では約 1,400 円くらいです。輸入の輸送費を無視すればもう少し安いのあるけど。 コントローラ (ボタン) 100円、電池ケース 100円、ブレッドボード 300 円、配線 100 円といったところでしょうか。 先ほどのセットアップ例とほとんど変わりません。 本当は圧電スピーカー 100円などもあったほうが良い気はします。

問題は CPU のついた基盤ですが、Raspberry Pi Zero 系って全然手に入らないんだよなあ。 Arduino 互換なら色々あって、先ほどのセットアップ例で使っていた Adafruit ItsyBitsy M4 Express を例にすると、スイッチサイエンスで 3700円くらいで買えます。 合計すると 6,000 円くらい。 色々なとこからパーツ集めると輸送費が酷そうで、これでは自作しないほうがどう考えても安いんだよなあ。

ゼロから作る場合、Raspberry Pi Zero みたいな安い基盤がないと、ツライです。 Arduiono なら 安いのは色々あるし、中国から輸入もしやすいみたいだけど、Arduino はやった事ないので、スペック感覚がわからない。 やっぱハードが絡むと急に勘定が難しくなります。


Arduino に手を出してしまうと完全に沼にはまりそうなので、偉い人が手を出してくれるまで、タブレットで動けば良いか… (適当) 安い構成が見つかったらぜひ教えてください。