2017年4月20日木曜日

技術系ブログを書くためのブログ比較と初期設定

2017年現在、技術系ブログを書く場合にはBlogger, Tumblr, はてなブログのどれかを使っている人が多いと思います。 最近はQiitaに書いてしまう人も多いですが、著者を明確にするにはやはりブログのほうが良いです。

ブログサービスは上述以外にも様々なサービスはありますが、 (1)一定期間投稿をしていない時に表示を妨害されない、 (2)軽量でUIの使い勝手が良く拡張性も良い、 といったシンプルな要件を満たしているのがこの4つと思っています。 特にはてなブログは技術系ブログを書くための記法(はてな記法)まであるので、お手軽さでは一番良いでしょう。


私のおすすめはBloggerです。その理由は、 (1)広告を掲載できる(はてなブログ×)、 (2)検索しやすい(Tumblr×)、 の2つです。これらを気にしなければどれを使っても良いとは思うのですが…。しかしBloggerは機能面でもなかなか素晴らしい機能があると思います。

特に魅力的な機能は以下です。 (1)レスポンスが非常に良いです。巷のほとんどのブログは運用コストを下げるためにコンテンツはキャッシュに乗らないような運用をしています。しかしBloggerはほぼすべてのコンテンツにキャッシュが効いています。これはレスポンスが良くて当然で、さすがGoogleというところでしょうか。 (2)テーマは少ないものの編集しやすさが抜群。管理ページのレスポンスも素晴らしいですし、表示領域をプログレスバーで変更できる機能はシンプルながら感動しました。


ただしBloggerには技術系ブログで必須なコードハイライト機能が用意されていないため、自前で用意する必要があります。 プラグインとしてはSyntaxHighlighter, google-code-prettify, highlight.jsの3つが有名ですが、SyntaxHighlighterはやや重めなので今回は×。google-code-prettifyはデフォルトでは非対応の言語への対処が面倒なので×。今回は対応言語が多くお手軽なhighlight.jsを使う事にしました。

設定も簡単で、Bloggerのテーマのheadに以下を追加するだけです。バージョン(9.11.0)やテーマ(default.min.css)は適宜設定が必要です。
<link href='//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/highlight.js/9.11.0/styles/default.min.css' rel='stylesheet'/>
<script src='//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/highlight.js/9.11.0/highlight.min.js'/>
<script>hljs.initHighlightingOnLoad();</script>

記事を書く際には以下のように書けばハイライトされます。ただしここで注意点があり、BloggerではHTMLコードの挿入にはHTMLモードで記事を書く必要があります。 つまりこのコードはHTMLエスケープされた状態で入力する必要があります。そのためHTMLコードを多様する技術ブログでは、Bloggerは少し使いにくいかも知れません。
<pre><code class="python">...</code></pre>

昔は技術系ブログと言えばはてなダイアリー一択に近かったのですが、最近はレスポンスが悪くなっていて時代の変化を感じます。

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