2020年6月18日木曜日

コスパの良いおすすめ知育パズル/ブロックまとめ

世の中には様々な知育教材があるけれど、パズル/ブロックは今でもとても良いものです。



少し難しいものになると大人でも解けないことが多くて「うーん意外だ…」と感じる経験が多々あります。 逆にできる子だと、小3くらいでも大人が解けない問題をサクサクと解ける。 落差が凄いんです。 不思議に思って大人側にも色々やってもらってわかったのですが、パズルが解けるかどうかは「頭の使い方の訓練の差」なのだろうと思います。 脳の使い方は3歳、6-7歳、10歳で決まると言われるけど、確かにあるのかも。

論理的思考をすると、少し難しいくらいのパズルはすぐにポイントがわかり、解法が浮かぶので、あっさり解けるんです。 同様に、大学までの数学や物理は、論理的に組み立てれば走破できる、パズルのようなものです。 難しさを感じる裏側には、思考の訓練の差が大きいのではないか。 将棋の藤井聡太七段も空間パズルに親しんでいたことで有名だけど、盤面をパズル的に解く力がとてつもなく強いと感じる。 パズルに親しむことは、論理的思考力が求められる今後の教育に、とてもマッチしていると思う。

色々試してみて「これはコスパが良い」と思っているパズル/ブロックをいくつか紹介してみます。 パズル/ブロックは凝りだすと値段が青天井 (5万円以上) なので、よくできていてコスパが良いと思っているものだけ。 ポイントとしてはパズルが苦手な子ほど「解こうとしない→触ってるだけ」になるので、「解く」ことが大事だと思います。

初心者向け

初歩の初歩としては、サクッと解けるジグソーパズルが定番です。 どれだけ早く解けるか競ってみたりすると良いかも。 ハマると青天井にお金が掛かるので、都道府県が使い回しやすい。 少し高くても良いなら公文のシリーズがわかりやすいのかな。



積み木系のスタートは何でも良いとは思いますが、3歳以下の子は「解く」よりはものまねから入ると思います。 ものまねしやすさで選ぶと、問題の用意されている図形キューブつみき、でしょうか。 自分で問題を作るなら Hape とかも面白そうです。



レゴも定番と言えば定番ですが、とにかく高いのが難点です。 代替品として安いのがアーテックブロックと LaQ です。 これもハマり始めると際限がないのですが、レゴよりずっと安い。 LaQ は算数的な問題集もあって、なかなか面白い。



小学生4年から英語が必修化され、低学年から英語を習う子が増えてますが、楽しく覚えられるゲームやグッと来る教材は少ないです。 今のところ良さそうと思ってるのはこれくらい。色々なゲームが今後増えてくれると嬉しいなあ。




初級者〜中級者向け

積み木系はどれだけ問題を用意できるかが重要です。 エジソンクラブのパズルは十分な問題数で初心者〜中級者までカバーでき、3歳〜12歳くらいまで十二分に楽しめる。 ここに掲載したパズル以外のパズルも、HP では販売されています。 最後のほうの問題は大人でも解けない人が結構いる。



世界的にはタングラムが有名で、ネット上にたくさん問題がある。 このあたりのパズルをクリアできるかどうかで、パズル脳や論理的思考ができているかがわかります。



ほどよく手続き処理能力を鍛えるには、ルービックキューブも定番とは言えそうです。 ただ1-2手読めればできるので、本格的に鍛えるには他のものが良いかな。




中級者向け

ここからはセンスがある人向けのパズルです。 最初にやってみたいのは詰将棋です。 永遠に楽しめる量があるし、先を読む力や手続き処理能力を鍛えられるので、なんだかんだ最強パズルではないか。 ただ先を読むという手続き処理は、かなり才能差があるみたいで、論理的思考力を事前に鍛えてないとできる子は少ないみたい。

少し考えてみるとすぐに理由は思い付き、小学生で3手先を読む授業がほぼないからでしょう。 ただとても重要な能力です。 いつも思うけど、将棋はプログラミングで必要な能力に近くて、プログラミングができる人はだいたい将棋もできる。 どうやって事前に鍛えるかは難しいけど、カードゲーム、五目並べ、オセロ、SRPG など簡単なものを色々遊んでるほうが良いのかもと思ってる。 囲碁の芝野虎丸名人もゲーム環境で育ったとことで、ゲームの多様性は様々な認識能力向上に繋がるように思います。

最初の一歩は1手詰で、「将棋1手詰入門ドリル」がバイブルですが、あまり手に入らない。 代わりに最近は1手詰の本がたくさん出ている。最近の子は藤井聡太本から始めることが多いのかな? 最近は動かし方の書いてある盤駒が出てきてるけど、私はプラ盤がおすすめ。



もう1つのおすすめは積み木234です。 積み木らしい組み立て能力で解ける最高難度の問題集がこれだと思ってます。 これ以上の問題になると、論理的思考力だけでは解けなくなる。 これを幼少期にクリアできる子はセンス抜群。 賢人パズルや立体パズルの発展問題とも言えるので、それほど得意ではない子は、より簡単な賢人パズルや立体パズルで練習する手もあるかも知れません。



タングラムは割と簡単なので、結構みんなクリアできます。 タングラムっぽいけど少し難しいパズルと言えば、鈴木NOBパズル。 旅行先の旅館によく置いてあるので、クリアした人もいるんじゃないでしょうか。 The-T → The-F → Cross → … とクリアするのが良いと言われています。 実はもっとたくさん種類がありますが、特に有名なのはこの 3 つです。 効能などを考えても、この3つくらいの解き方が明快なものが良いかと思います。




上級者向け

積み木234をクリアできるか、クリアできるくらい柔軟な思考力のある子におすすめできるのが、KATAMINO (またはペントミノ) です。 パズルが得意な子でもクリアは至難で、3歳〜99歳まで楽しめます。 このレベルになってくると論理的思考力だけでは無理で、センスと集中力の養成になってくる。 ポケット版もあるけど、普段楽しむなら通常版がおすすめ。




番外

藤井聡太七段が遊んでいたパズル (キュボロ) も紹介します。 うーん、お高いですねえ。レゴと同じくらいの値段です。 たぶんパズルにある程度慣れてからのほうが良い気がする。 ちなみに キュボロの前には積み木123をやっていたように見えますね。 パズルじゃないけど、愛用ぬいぐるみのしろたんはお安い!




他にも良いものが見つかったら、追記していこうと思います。

0 件のコメント: