2026年3月20日金曜日

MPE (MIDI Polyphonic Expression) に対応した同型鍵盤型 MIDI コントローラー Hexatone、Glissatone を作った

MPE (MIDI Polyphonic Expression) に対応した同型鍵盤型 MIDI コントローラー Hexatone、Glisstone を作りました。 演奏しやすい配列で 2つアプリを作りました。 また以前公開した楽器アプリにも改良を加えて、Aftertouch に対応しました。



Celltone と Isotone を作ったときには MPE のことをよくわからず作り始めましたが、 規格に準拠しようとして作ろうとすると、やはり MPE はちょっと仕様が足りないかもと思うようになりました。 MPE は CC#74 と Pitch Bend、Channel Pressure のみで構成されています。 ピアノのような楽器を演奏しようとすると、鍵盤を叩く音によって音の大きさが変わります。 このとき普通は CC#11 を使うと思いますが、MPE の仕様には CC#11 が含まれていません。 CC#74 で代替はできるんですが、楽器によっては CC##11 とはかなり音が違います。 Aftertouch もなかなか難しい仕様で、規格に準拠しようとすると音量は大きくすることにしか使えないんですね。小さくはできない。 以上のことから、MPE の正式仕様だけでは音量を小さくすることができません。 それはちょっとなーということで、規格範囲外の CC#11 で普段は操作するようにしています。 さらに CC#11 を使いたいときと、CC#74 を使いたいときで切り替えられるようにもしておきました。 もやもやが残りますが、非推奨だけど規格違反ではないし、動くから良いか。

配列に関しては、これまで作っていたグリッド型では和音にそれほど強くないことを感じていました。 一番強いのは六角形のクロマトーン型で、既存のものだと Wicki-Hayden Layout が一番洗練されています。 アコーディオンの配列はグリッサンドに弱すぎる上に、配列の種類が多すぎるのが問題点です。 ただ色々考えているうちに Wicki-Hayden Layout よりもっとグリッサンドに強い配列があることに気付いたので、実装してみました。 Celltone は Wicki-Hayden Layout の配列を応用しています。 Glisstone は一本指で 2音階ぶん綺麗にグリッサンドできる新配列です。 個人的にはなかなか良いと思いますが、いかがでしょうか。

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