2019年10月2日水曜日

フリゲ紹介: Fanastasis

Fanastasis は、本編クリアまでに 25-35時間くらいのプレイ時間を想定した長編探索RPG。 とはいえ本編後の追加ストーリーも繋がりが深いので、加えると45-55時間くらいの大作です。 β版の頃からプレイしていたのですが、ついに完成とのことです (2020-11-10)。 とても面白い作品で、プレイ感覚はライトな イストワール という印象です。



唐突に精神空間「牢獄の間」に召喚された主人公が、自分の記憶を探り「真の姿」を取り戻すことを目指す探索 RPG です (左下)。 最初は多くは語られませんが、ダンジョンそのものが自分の記憶に結び付いているようで、探索を深めることによって、プレイヤーも主人公も、ストーリーが見えてくる作品になっている。 探索のマップは固定マップでかなり広いけど、ストレスなく探索できるシンプルな設計です (右下)。 「牢獄の間」から様々な場所へジャンプできるので、探索はかなりサクサク進みます。



割と色々なプレイの仕方ができる作品で、面白いと思います。 シンボルエンカウントで、敵がそこまで襲ってくる訳でもないので、私は途中まで最小戦闘縛りプレイをしていました。 数回だけ最小とは思えない戦闘をしてしまったのですが、たぶんやりくりすれば最小戦闘縛りできるようになっていると思う。

最小縛り的にプレイすると、ひたすら潜って宝箱を集めるゲームになるのですが、十二分に楽しめています。 イストワール のように隠し部屋がたくさんあり、とても面白いです (左下)。 何度プレイしても「あっここ宝箱を取り忘れてた」というのが結構出てくる、深さを感じる作り込みです。 中盤くらいのギミックは神がかってて、凄いと思いました。特に湿地帯。 そして終盤に向かうにつれての熱中度の高さ、素晴らしい。
最低限のボス戦 (右下) はこなしていく必要はありますが、中盤くらいから仲間も増え、探索可能範囲も一気に広がってきて、どんどん楽しくなります。 様々な特性のある仲間がたくさん居て、色々なプレイが楽しめます。



β版でも十二分に楽しめる完成度でしたが、正式版も凄い完成度です。 まずはストーリーの深さ、真相の深さが凄い。 ラスボスを倒して終わりという訳ではなく、その裏にある真相こそがむしろ本編にも思えます。 ここまで深く練り込まれた作品は、そうそうない気がする。 ぜひ自分の手で、真実を見つけてみてください。

大作なので「なんか重要なこと言ってたような…」とか「このへんに開けられない扉があったような…」と、記憶しきれない人もいるかも知れません。 そんな人は、スクリーンショット機能があるので、ぜひ活用しましょう。 「重要そうなことはとりあえずメモっておく」を覚えておくだけで、捗って楽しめますよ。

正式版になって多少難易度が上昇し、強ボス戦ではキャラの使い分けが大事になった感じがします。 たくさん仲間がいるので、メンバー選びも楽しめて良いですね。 私は結局のところ全メンバーを使いました。みんな特色があってキャラ立ちもしています。


ところで Fanastasis ってどういう意味なんでしょうね。 私の予想は fana + stasis で「完全なる合一状態で均衡すること」と思ってます。 物語の目的に合ってるし、これかなあ。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

anastasisが「聖人の復活」の意だそうなので、
fanatic+anastasisで狂気の復活かな