2017年8月17日木曜日

Linuxディストリビューション比較: やっぱりLubuntuは軽い

Ubuntuが18.04からUnityを廃止してGNOMEを採用するとの事で、 久々にUbuntu 16.04にapt-getで色々なディストリビューションをインストールして比較してみました。



ディストリビューションの比較は際限がないですが、 マニアックなものは抜きにして、Ubuntuから確認できる平凡なものだけにしています。

起動→安定後のメモリ使用量をタスクマネージャで確認すると以下になりました。
  • Ubuntu: 943MB
  • Ubuntu GNOME: 882MB
  • Kubuntu: 1185MB
  • Xubuntu: 851MB
  • Lubuntu: 538MB
  • Ubuntu MATE: 820MB

やはり前評判通りUnityはやや重く、Lubuntuは軽いという結果です。 Kubuntuは気付いたら標準Ubuntuより重くなってる…。 その他も標準より多少軽い程度で大差なくなってますね。 今後標準になるであろうUbuntu GNOMEは高機能で使いやすく、慣れればUnityと大差ない操作感で使用できるので、 今後は標準Ubuntuを使っておけばまず間違いないように思いました。

軽量を求めるならLubuntu一択。 起動時間も顕著に高速なのでなかなかに爽快感があります。 一つだけ注意点を挙げると、現在のLubuntuは軽量化のために透過ウィンドウは非透過になる仕様なので、この点にはご注意を。

あとLubuntuは軽量さの根幹のLXDEをLXQtへ移行する事を予定しており、動向が不安定な状態にあります。 2015年時点ではメモリ使用量はLXDE < XFCE < LXQtと残念な結果でした2016年にはLXDE < LXQt < XFCEになり改善はされましたが、 まだまだ開発中の状態であったため、18.04ではどうなるのかという状態が続いていました。

追記: そんな不安定な動向だったLubuntuでしたが、引き続きLXDEを採用した18.04が、2018/04/27にリリースされました比較してみたところ、Lubuntu 18.04も軽量さが維持されていました。 LXQtについてはLubuntu Nextの名称で現在も開発中らしいです。

ところでLubuntuは標準設定では少々使いにくいので、最低限ランチャーは用意したほうが良いと思います。 もっともLubuntuを使うような軽量志向の方はランチャーも自前で用意したほうが良いと思います。 おすすめランチャーは3つほど。

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