Render という無料の静的ホスティングサービス (有料で動的ホスティングサービスも可能) が登場していました。
静的ホスティングはどんどん無料化が進んでいます。
これまでも Netlify、Vercel (ZEIT)、GitHub Pages という頼れる味方がいましたが、
あくまで個人利用において無料という条件が付いており、チーム開発は高額になりがちでした。
どちらかと言えばワンマンアーミーご用達といって良いでしょう。
チーム開発でも無料のものとしては、FireBase、Surge があります。
しかしこれらは利用可能な帯域幅が狭く、少し本気を出してしまうと、無料枠から突き抜けてしまうでしょう。
チーム開発でも使えて帯域幅も大きいサービスは、おそらく Neocities, Fast.io (→気付いたらなくなってた…) があります。
他にも最近では Azure Static Web Apps が出てきました。
ただ Neocities は 1GB のディスク制限や、複数サイト運営の難しさなどがあります。
Fast.io はサイトが 5個までの条件、
Azure Static Web Apps もアプリが 2個までの条件があります。
色々な無料サービスが登場してきているものの、チーム無料+複数サイト運営+大容量の帯域幅を許容しているサービスは、
私の知る限りではありませんでした。
そこをついに無料にしたのが Render、と私は理解しています。
Render は Netlify/Vercel/FireBase のように、Functions を自在に操れ、一部無料で利用できる訳ではありません。
しかしデータベースなどを利用しても、小規模ならかなり安く利用できるのが、もう1つの特徴のように思います。
この部分について語るなら、disk write というのはやっぱりサービス運営においてめちゃくちゃ重いものです。
少し前に Unubo という動的ホスティングが無料でできるサービスがあったのですが、さすがにきつ過ぎたのか終了してしまいました。
とはいえ静的ホスティングが無料提供できるくらいの価格帯に落ちてきたので、
残るは大容量メモリと大容量帯域と disk write あたりという時代になってきているとは思います。
Amazon S3 などの disk write サービスも、運用価格はどんどん下がっています。
いつかは、かなり安い値段で提供される日が来るとは思っています。
Render が安いかと言われるとほとんどの場合 VPS のほうが安いとは思うのですが、
「ライトな処理だけど、地理的に分散していて、高頻度に write するケース」では、面白いかも知れません (未確認)。
何にしても、新しい選択肢ができたのは良いことです。
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