2020年9月3日木曜日

フリゲ紹介: DAY:0(:FIFTY)

今年もウディコン受賞作品を上位 20 件+α プレイしてみました。 83 件もエントリーがあり、レベルの高いコンテストだったように思います。

今年は、ベビーシッター2XXX や、266229 など国語や算数のゲームがあって新鮮でした。 総合 5 位の ピクロジカル (ピクロス) も算数と言えば算数だし、 君はヒの魔法使い も漢字を応用したシステムを使っています。 私もウディコンの裏で、夏休みの自由研究として平凡な国語のゲームを4つ作ったので、意外と作る人がいるんだなーと思いました。

好みもあると思いますが、私が上位 20 件で特に面白いと思ったのは、 DAY:0扉は君の鍵で開く怪異探偵委員会流星の射手 ~亜人大戦争~夢遊猫ネクロフィリア十二の願いが叶うなら の 6 つです。 扉は君の鍵で開く はたぶんありそうでなかった、完全質問型の探し物 ADV。 質問形 ADV って違和感なく作るの大変そうだけど、違和感なくプレイできてすごかった。 落ち葉の大地を走れ の作者様ですが、自力で答えを導いてくスタイルの作品作り、毎回凄いですね。

怪異探偵委員会流星の射手 ~亜人大戦争~夢遊猫ネクロフィリア十二の願いが叶うなら はシンプルに面白かったです。 無双猫シリーズはたくさん遊ばせてもらってますが、私は今までで一番ハマったかも? カードゲームはあまりやらないけど、とても遊びやすい内容でした。 十二の願いが叶うなら は見た目ゆるふわだけど、しっかりしてて面白い。

上記以外だと SeekerMemoria も面白かったけど、かなり上級者向けな気はします。 腕に自信がある人には歯ごたえがあって良さそうなシューティングです。 雰囲気という意味だと、THE CANDLE LIGHT も凄いです。 ゲーム自体はロウソクに火を灯していくというシンプルなゲームですが、これは手間暇掛かってる。


熱中度という意味だと、今回紹介する DAY:0(:FIFTY) (開発: PANO 氏) になるのかなと思います。 83 作品から選ばれただけあって、さすがの 1 位という感じがします。 DAY:0(:FIFTY) は、リアルタイム型のタワーディフェンスです。



特徴としては、10種類+のユニットと20種類のカード、スペル、地形を組み合わせてステージを攻略でき、自由度の高いところです。 反面、1プレイ中はユニットやカードの種類などの変更はできないため、タイトル画面で組み合わせを考えつつ、何度かプレイして楽しむ仕組みになっています (下)。 様々な組み合わせでプレイできますが、最初に設定されてるユニットと設定が、一番バランス良く強い気がします。



プレイしていてとても新鮮だったのは、通常のタワーディフェンスより多くのことを考えさせる仕組みです。 たとえば通常のタワーディフェンスでは敵が即死技を使ってくるのを見たことありませんが、DAY:0 では使ってくるため、回避の方法を考える必要があります。 他にも条件付きの無敵ユニットがいたり、地形破壊などの要素があり、とても新鮮です。

なぜ DAY:0 ではそのようなことができたかと言えば、ダウンした味方ユニットが数ターン後に復活できるシステムを用意したからだと思います。 この仕組みを用意したことでリカバリしやすくなり、先に述べたようなこれまでにない要素を追加できています。凄いなあと思いました。 また復活システムで少しくらいのミスがあってもリカバリできるため、30〜45分という長めのプレイ時間に通用するようにもなっている。

ボス戦が白熱するようになったのも熱中度を高める意味で大きなポイントだと思います。 初回時のラスボスは EASY でも本当にギリギリで、とても面白かったです。 初回以降も色々な組み合わせで楽しめて面白く、タワーディフェンスの未来を感じる作品でした。

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