2020年10月1日木曜日

手書き100マス計算、タイプ100マス計算を作った

手書き100マス計算タイプ100マス計算を作りました。 自動採点機能が付いており、子供 1人でも遊びやすい 100マス計算です。



最近、数字認識を少し頑張ってみたのですが、その結果、AI もほとんど完璧な認識をしてくれるようになりました。 精度については Zenn にまとめたので、興味がある人は読んでみてください。 これだけ精度が良ければ今までより踏み込んだ UI のゲームが作れそうと思い、またゲームを作ってみることにしました。

小学生の算数ゲームとして一番有名なのは 100マス計算なので、作ってみました。 100マス計算は私も小さい頃は学校でよくやった (ただの100問計算だったかも) のですが、最近の子はそのような計算練習をしたことがない子のほうが多いようです。 でもねえ、やってると明らかに計算速度が変わるので、私はやったほうが良いと思ってます。

100 マス計算には良いところが色々あるのですが、一番良いのは、早く解くためにほんの少しだけ短期記憶を利用するところです。 短期記憶をほとんど使ってない子は結構な割合でいるので、かなり良い訓練になります。 現代社会では思考力も重要なのですが、まずはこのようなほんの少しの脳のトレーニングから始めて、 頭の回転速度を高くしないことには思考力も活かせません。 あと 100 マス計算は 3 分間もあればできる勉強なのですが、その 3 分間の集中が持たない子も結構います。 やると決めた時にスイッチを入れる訓練にもなるのではと思ってます。

学校で 100マス計算をやらなくなった要因は 3つくらい考えられて、1つは競争教育をやめたことによるものだと思います。 2つめは教科書の内容が変わったことです。 少し昔より範囲が少し増えたことで練習が減ったので、計算練習に取り組む時間が減ったと言われています。 ただもっと昔は範囲がずっと多かったはずなので、関連性は不明ですね。 3つめは採点が面倒ということです。3年生くらいになると少し時間が掛かるので、面倒でやらなくなってしまったかも知れません。

1, 2 はともかく 3 の採点が面倒という部分に関しては、今回作ったアプリで完全解決です。 自動採点をしてくれるので、子供 1 人でも遊べます。 結構よくできていると思うのでおすすめ。 ついでに以前作った、手書de暗算タイプde暗算 も遊びやすく改良しました。 暗算のほうが問題としては少し難しめで頭を使うので、100マス計算のほうが導入には良いかも知れません。

あと今回作った100マス計算は、35÷3のような余りのある割り算も出てきます。 小学校高学年で算数が苦手な場合、このへんの計算が非常に遅いことが多いので、割と長く使えるアプリになってると思います。

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