インストール中に思ったこと
初心者がいきなり WSL2 を触るのが本当に良いのかはやや疑問が残ります。 いきなり BIOS を編集する必要があって、Linux の OS をいきなりインストールするのと大差は感じない。 あと初心者が使おうとすると、普通は入ってるアプリがほとんど何も入ってないので、いきなりコマンドラインの apt に慣れる必要があるのは少し気になりました。 最初に apt っても何が何だかわからん、となりそう。特に利点を感じにくいところがちょっとな。 へっぽこ PC を Linux に入れ替えた時のほうが感動があるかな。あと WSL2 はインストール直後の apt の設定がイケてないので直しておく必要があります。 apt を使う前に以下の設定をしておくだけで、かなり快適になります。 こういう部分を初心者にいきなり説明する必要があるのも、面倒臭い気がしないでもない。
sudo sed -i.org -e "s/\/\/archive\.ubuntu\.com/\/\/jp\.archive\.ubuntu\.com/g" /etc/apt/sources.list
1台を完全に Linux にして、もう1台を WSL2 にするくらいが良いのかも知れない。
WSL2 の挙動
WSL2 は Vmmem.exe というアプリの上で動作するようになってて、初期状態は 1.2GB でした。 アプリをインストールすればメモリ使用量も増える仕組みになっていて、 gdm + xfce4 をインストールすると Vmmem.exe のメモリは 1.3GB を超えました。 放置していたら 900MB くらいになったりもしてて、正確な挙動はよくわからない。 Vmmem.exe の固定サイズ+Linux のメモリ使用量 (100-300MB) というイメージです。WSL2 はメモリが潤沢にないと使えない仕組みで、メモリ 4GB のパソコンはつらい。 メモリ 4GB の Windows マシンでメモリ 1.3GB も占有されたら、Chrome を起動するとメモリ使用量が 100% に近くなり、他に何もできなくなってしまいます。 ちなみにメモリを制限する方法はあるとわかったのですが、 現実的には 1GB くらい必要なことは変わらないので、やはり今のところメモリ 4GB ではツライという認識で良いと思う。
WSL2 の I/O
WSL2 っぽい仕組みで一番気になるのが I/O。 当然みんながベンチしてくれてるのでそれを確認すると、/mnt/c は使わず、Ubuntu 上の ext4 領域を使うと良いらしい。 apt も不満のない速度が出ているので、マウントしなければ実用的に動作します。結論
確かにメモリ使用量以外はかなりよくできている。 それではどれくらいメモリがあれば WSL2 + Ubuntu + リモートデスクトップをできるか。 以下のようになると思います。- メモリ 8GB未満=困難: 諦めて Windows を Linux で上書きしましょう
- メモリ 8GB以上=可能: Windows 上で Linux をお楽しみください
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