Lubuntuの標準設定はそれほど使いやすくありませんが、以下の設定をすると、
Ubuntuと遜色ない機能を、より少ないメモリ使用量で利用できます。
ワークスペースを増やす
Ubuntuの標準数は4個ですがLubuntuでは2個。以下の設定で増やす事ができます (18.04ではデフォルトが4個になったので設定不要)。
「設定」→「Openbox Configuration Manager」→「デスクトップ」で以下の画面へ。
上記のように「デスクトップの数」を4にすればOK。この設定をしても現在のUbuntuのように上下左右にワークスペースを作れる訳ではないですが、そこは我慢。
将来の標準予定のUbuntu GNOMEも上下左右には配置できないので許容範囲でしょう。
IMEのトレイアイコンを表示する
ibusのバグのようですが、Lubuntuでは何も設定しないとIMEのトレイアイコンが表示されません (18.04では解決済み)。
私の環境では以下を実行し、再起動する事で解決しました。
sudo apt-get install python-appindicator
sudo apt-get install python-gconf
sudo apt-get install python-glade2
sudo apt-get install python-pexpect
Alt+F2で利用できるLubuntuのランチャーは先頭一致検索しかできないので不便です。
外部ランチャーを利用すると一気に使い勝手が良くなります。
CtrlとCapsLockを入れ替える
Ubuntuだとこの設定は簡単なのですが、Lubuntuではハマりがちです。
様々な設定方法があるようですが、
~/.profileに以下を記述するのが最も簡単なように感じます。
# CapsLockをCtrlに変更
setxkbmap -option ctrl:nocaps
# # CapsLockとCtrlを入れ替える
# setxkbmap -option ctrl:swapcaps
# # CapsLockを元に戻す
# setxkbmap -option
スクリーンショット機能を標準Ubuntuに近付ける
Ubuntuの密かに便利な機能として、PrintScreenキーでのスクリーンショット機能があります。
Lubuntuでも同じ機能をscrotを使って再現していますが、確認画面なしでホームディレクトリに画像が保存されるなど若干の違いがあります。
この動作が気に入らない場合は、Ubuntuが利用しているgnome-screenshotに変えると良いです。
~/.config/openbox/lubuntu-rc.xml でショートカットキーが設定できるので以下を削除し、
<keybind key="Print">
<action name="Execute">
<command>lxsession-default screenshot</command>
</action>
</keybind>
<keybind key="A-Print">
<action name="Execute">
<command>lxsession-default screenshot window</command>
</action>
</keybind>
以下に書き換えるのは便利と思います。設定は openbox --reconfigure で反映できます。
<keybind key="Print">
<action name="Execute">
<command>gnome-screenshot --interactive</command>
</action>
</keybind>
ほんの少しの設定で、Ubuntuと操作感がほとんど変わらなくなりました。大満足。