2021年4月10日土曜日

フリゲ紹介: Stick Robot

Stick Robot新人フリーゲームコンテスト に投稿されていた作品。 ブロックをくっつけて、はなすことができるロボットを操作してゴールを目指すパズルゲームです。



シンプルでとても面白い作品と思いました。 パズルゲームって色々なものがありますが、私は面白い作品ってだいたい以下のようなルールがあると思ってます。
  • ルールのシンプルさ
  • 状態破壊が少なくリトライ性が高い
  • スタートから終盤までのゲームバランス

日本には最強のパズルゲーム: 詰将棋がある訳なんですが、詰将棋の名作はパズルの面白さをわかりやすく説明してくれます。 詰将棋って幅=選択肢、深さ=手数とすると「深さは浅いけど幅が広い」とか「幅は狭いけどわかりやすい深さ優先探索問題」というのが重要だと思うんですよね。 ちなみに幅も深さも広すぎると、問題としては難しくなり過ぎるので、適度な難しさが必要です。 パズルゲームのゲームバランスにも同じことが言えます。

そしてつい最近、詰将棋的に解ける ネコトパズル を遊んで痛感したのは、状態が崩れると一気に読みにくくなるというところ。 それが面白さに通じる時もあるけど、崩れすぎると難しくなり過ぎる。 何より状態破壊が多すぎると、リトライする時に最初からになって手間が増える問題があります。 なので適度に状態を破壊しつつ、読んでけばきちんと解けるというのがパズルとして一番面白いのではないかと思ってます。

Stick Robot はまさに上記のルール通りのパズルゲームで、非常に面白かったです。 ゴール条件がわかりやすいため、逆算して読めるのがポイントだと思います。 そして状態破壊もほとんどなく、ルールもシンプル。失敗してもすぐにリトライできる。まさに王道。 どんなゲームかは以下の画像を見ればだいたいわかると思う。

itch.io より引用


難易度はかんたんめと思いますが、解き終わった後にすっきり感のある作品でした。

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