2019年9月23日月曜日

Windows 10 の高速化・軽量化設定

中古の Windows ノート PC を買ったので、久々に Windows をセットアップしました。 スペックが平凡なのできちんと最適化しなければならない。 画像だらけの解説は私にはわかりにくいだけなので、設定をなるべくコンパクトにまとめます。

1. まずは Win+Pause でコントロールパネルを呼び出します。 システムの詳細設定 → パフォーマンス から設定画面を呼び出し、「パフォーマンスを優先する」にして視覚効果をすべて切ります。 ただし「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」だけは色々なところで使われているので、私は ON にしています。

2. Windows キーで呼び出せるメニューの設定アイコンから「Windows の設定」を呼び出し、以下の設定をします。 Cortana はバックグラウンドアプリの設定をすればメモリ消費が 0 になるので、レジストリを弄る必要はないです。
Cortana → すべて OFF
簡単操作 → Windows でアニメーションを表示する → OFF
  Web ブラウザに影響が出る (ex: Animate.css) ので上記は ON にしました。
簡単操作 → Windows の表示に透明性を適用する → OFF
プライバシー → バックグラウンドアプリ →
  アプリのバックグラウンド実行を許可する → OFF
    (CPU が弱いとすごい効果がある)


3. タスクマネージャのスタートアップの項目から不要なスタートアップを停止します。 Intel 関係のもの以外はだいたい停止できるはずです。 Intel 関係も停止はできるのですが、極端に性能が落ちることが多いので、たいていは残しておいたほうが吉です。

4. Win+R で「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、「services.msc」と入力します。 ここで不要なサービスを頑張って無効化します。 何を無効化するかは、普段は面倒なので調べたくないのですが、困ったらここを参考にしています。 たいていの PC で不要なサービスは以下だと思っています。

サービス名説明
Connected User Experiences and Telemetry品質向上のための情報収集
Delivery Optimizationコンテンツ配信タスクの最適化
Diagnostics Tracking Service診断追跡サービス
Distributed Link Tracking ClientNTFS ボリューム間のリンク管理
Superfetchアプリの起動高速化
SysMainアプリの起動高速化
Remote Access Connection Manager自発的なダイヤルアップと VPN
Windows SearchWindows の検索機能


ここまでの設定で使用メモリはだいたい 1.4GB になって快適になります。 スペックが低い場合はメモリより、CPU/ディスクの使用率が 0% に近付くことのほうが効果は大きいです。



次にアプリのインストール。 最近は楽になってきて、ChocolateyKeySwap だけ手動で入れてます。 今回はフリゲ専用 PC なので、以下のコマンドで最小構成のアプリをインストールしました。
choco install sudo
choco install googlechrome dropbox cmder notepadplusplus vlc fzf 7zip cfiler

インストール中に Chocolatey で一番驚いたのは unzip です。 Linux だと unzip -O cp932 test.zip のように -O オプションが指定できるのに、Windows 版の unzip はこのオプションが削られていてキツイ。 Chocolatey では 7zip を使うのが王道のようです。

他には Chrome は実験機能を ON にすると、非推奨ですがメモリ消費が押さえられたりします。 動画くらいは見たいので、コーデックの要らない VLC Player を入れてます。 普段は CraftFiler で過ごせば、まあまあ軽量な日々を過ごせます。

フリゲ専用 PC としてはこれくらいの設定で満足してます。

2019年9月22日日曜日

中古 Windows ノート PC が最高だった話

初めて 価格.com で中古ノート PC を買いました。 以前書いた記事で、中古ノート PC は Windows ノート PC を買うには良いかもと書いたので、実際に試してみました。 結論から言えば、かなり良かったです。

今回の購入に当たっては、もともと Windows ノート PC が近々ご臨終の気配があったので、1 台必要という背景がありました。 しかしフリゲ以外には使っていないので、手元の最弱 PC と同程度のスペックがあれば十分でした。 新品を買う理由がそれほどなかったのです。 色々な中古サイトを見た結果、価格.com の 中古ノートパソコンのページ で探すと、 安定して安かった上にバリエーションも多く、スペックの比較が楽そうでした。

楽とは言っても、価格.com の 中古ノートパソコンのページ は CPU の表記が甘いので、ちまちまページを開き、ベンチマーク (たとえば CPUBoss) を見ながら判断する必要があります。 そして中古なので、どのような欠陥を抱えているかはきちんと見る必要があります。 多少の手間は掛かりますが、きちんと見ていけばちょうど 1 万円でも良いものが結構あります。 たとえば Core i3 3120M、メモリ 4GB、HDD 500GB で 1万円は、まあまあの気がする。 私が買ったのはこのスペックです。

新品のノート PC よりスペックが良いもののほうが多いくらいだし、値段は 1/10 以下のケースもある。これはひどい。 中古だと HDD が一番不安なのですが、仮に HDD が腐ってても 1万円くらい払えば交換できます。 つまり地雷を踏んでも十分に安いという。まあもっとボロボロだと、どんどんお金掛かって困るけど。 酷使して打ち棄てられた PC をちゃんとチェックして、細かな交換をしているかどうかだよなあ。


実際に使ってみないことにはわからないので使ってみました。 感想としては、とても良いです。キーボードの見た目には多少の使用感はあるものの、他はほとんど新品。 念のため怪しげなものがないかも確認してみたけど、特になさそう。 OS 再インストールの時に使ったのかも知れない OpenSSH などがあって、サービス停止されていたけど、これを完全停止しておいたくらい。

分解してみて思ったけど、もしかすると HDD は中古に換装済みかも知れない。 そういう情報も載っていると嬉しいけど、特に載ってはいなかった。 業者としても換装して転売しやすいものを取り扱うのは理に適っている。 買う側としても、いざ駄目なときに換装しやすい若干大きめのモデルのほうが安心感がありそうだ。

購入直後の状態でベンチマーク (CrystalMark) も走らせてみましたが、悪くない。 一番気掛かりだった HDD も腐っているか CrystalDiskInfo で確認してみたけど、こちらも悪くない。 一番安い値段の中で一番良いスペックを買うことしか考えていなかったので後で気付いたけど、ベンチマークは 以前 4 万円で購入した最弱 PC より強い じゃないか (号泣)



ハードウェアの健康データをきちんと開示していけば、中古市場は結構強いかも知れない。 ゴミだと SNS ですぐバズる時代になったので、かなりしっかりしている。 最近の CPU やメモリの性能は、減価償却率に対してまったく追いついてこれなくなっているから、中古市場が栄えるのは当然かも知れない。 これからは中古で買おう と思いました。 ちょっとした開発用端末なら、1万円で十分です。少なくとも私は余裕。

追記: 自分用メモですが、ワイヤレスカードや Bluetooth は非搭載が多いです。 最近だと意識せずとも付いてくるものが、1万円だと付いてないことは多いため、ハードウェア構成には注意です。 少しパーツ買えば結局のところ安いし、まったく問題はない。

2019年9月15日日曜日

フリゲ紹介: 魔機人形と棄てられた世界

魔機人形と棄てられた世界 は、RPGアツマールでも遊べる、リアルタイム戦略ゲームと探索 RPG と、アクション RPG が融合したような作品。 様々な要素が融合していて、似た作品は少ないです。近いのは 滅亡世界戦姫千騎戦記 でしょうか。 同作者様の作品として、人類滅亡後のPinoccia (ピノキア) も名作ですが、今回も凄い完成度でした。



いきなり始まるタイプのゲームで最初は主人公の目的なども明確になっていませんが、探索を進めることで、じょじょに明らかになっていきます。 今回のストーリーの中心にいるのは図の魔機人形 (左下)。 前作とは異なり拠点があるのでリソース管理などはなく、地道にゆっくり素材を集め、武器やアイテムを作ることで魔機人形たちを強くしていきます (右下)。 素材集めはストレス溜まりやすい傾向があると思いますが、ゲームバランスがとても良いのでまったく苦にならなかった。



探索はアクションで、主人公は一切攻撃ができません。 A キーで素材を集めたり、後方支援を行うことはできますが、魔機人形たちに S キーで移動ポイントを指示して敵と戦ってもらいます。 図では 1 人だけですが、仲間はどんどん増えていきます。わちゃわちゃーと動いてかわいい。 だいたい S キーだけで済むというシンプルさが良いですね。シンプルですがとても面白いです。 ダンジョンの作り込みも凄く綺麗だし、Nepheshel とよく似た感じで隠し部屋にお宝が隠されていたりして、細かいところに凄く凝っている。 作者様曰くイストワールに影響を受けているとのことです。



人類滅亡後のPinoccia (ピノキア) でもストーリーが非常に良かったですが、今回もとても良かった。 探索を進めていく中で、共感を持って見ることができるというのは重要だと思ってて、そこが凄く上手いと感じます。 ADV などのストーリーが絡んだ作品は、私はどうしても話の整合性が気になってしまうのですが、 中盤くらいで「なんか整合性合わないかも?」と思わせたところを終盤できっちり回収していたり、その他にも「もしかして?」と思ったところに話を繋げてきたり、凄くきっちり考えてるなあと感じました。

クリアまで 10 時間くらいのボリュームがある作品でしたが、一気にプレイしてしまいました。おすすめです。

2019年9月12日木曜日

フリゲ紹介: ヴァーミリオンの青空

出遅れましたが、今年もウディコンの上位20作品をすべてプレイしました。 毎年面白いものがたくさんありますが、今年はライトな作品が多めなので、時間のない方もたくさんの作品を楽しめると思います。

おおまかな印象としては、既存のゲームの仕組みを色々と組み合わせ、改良してみた作品が多くて新鮮でした。 1 位: エディの人間大砲、6位: 取材、お布団敷き、謎解き、11位: サラと不思議な物語、13位: ポルト・ガーディア、18位: 夜を歩く などでしょうか。 どれもありそうでなかったシステムで、特にポルトガーディアはこういうのもあったかと驚きました。

雰囲気の良い作品も増えてきていて、3位: PRESS START、12位: 星紡ぎ、19位: 虚構の君と夢遊病者のしゅうまつ など、趣向を凝らした作品も多かった。 どれも短編ですが、個性が出ていて印象に残る作品ばかりです。


単純な面白さでは 2位の ヴァーミリオンの青空 が群を抜いていたと思っており、私のイチオシはこちらです。 他には 12位: 星紡ぎや、3位: PRESS START、17位: ケルリート -Littlewitch of Kelritos- が特に面白かったと感じた作品でした。

PRESS START の作り込みは凄いです。 最近は探索+ADVが組み合わさったような作品の作り込みが凄くて、ADV の進化も凄いなあと感じています。 星紡ぎのような雰囲気ゲームも私は好きです。 システムもシンプルだし面白い。 ケルリート -Littlewitch of Kelritos- は探索 RPG が好きなので、やはり入ってきます。



さてイチオシの ヴァーミリオンの青空 についてです。



唐突に始まり、じょじょに思い出していくタイプの、アクションゲームです。 システムはシンプルで、マップに散らばっている羽を集めたり、宝箱を開けることで、じょじょにパワーアップしていきます (左下)。 宝箱を開くと昔の回想を見ることができ、自分自身のことがわかってきて、特殊能力を思い出します (右下)。

とてもシンプルなシステムで、操作性が良く、ユーザ体験が素晴らしい。 羽を集めることでじょじょに飛べるようになっていくのは、成長している感があってとても良かった。 最初飛べなかったのが、飛べるようになるのって、良いものですね。



ボス戦ももちろんあり、難しめです (左下)。 難易度「ゆるい」なら余裕を持ってクリアできますが、とあるボスは「ふつう」だと私には厳しめで、難易度を下げてプレイしました。 ただ上手い人なら「ふつう」でもクリアできそうな難易度には調整されていて、全体的にバランスは非常に良かったです。 アクションゲームとして、とてもレベルの高い作品だったと思いました。 システム面でも、一度セーブした場所にジャンプできるような機能があって、スムーズにプレイできます (右下)。

たくさんの作品を公開されている作者様なので、他の作品もいずれプレイしたいです。



2019年のウディコンも、たくさん面白い作品を楽しめて、とても良かったです。

2019年9月8日日曜日

中古 Android タブレットは格安開発端末に良さそう

いま一番安く手に入る開発端末は何だろうと、ふと思いました。 Android OS / Chrome OS / Windows なら簡単にバックグラウンドで Linux を動かせるようになったので、 タブレットでも生きていける時代になっています。 ちなみに Linux が動かないことによる致命的な問題点を挙げるなら、プログラミング言語 / Git / ローカルサーバ が動かせない事にあると思います。 逆に入れられさえすれば、だいたい生きていける。

Linux が動かせて開発環境として使い物になった上で、スペックはだいたい無視して今一番安いタブレット / PC は何でしょうか? 結論はタイトルに書いてしまったのですが、比較すると以下になります。


中古 iPhone

  • iPhone 6 以下 はバッテリ問題があり、すぐに電池が切れる
  • バッテリ交換ができない
iOS では Linux が動かないので比較の必要はないのですが、自分の認識確認のために特徴をまとめます。 ハードの状態や問題を気にしなくて良いなら iPhone 4 は 2,000円くらいで手に入るようです。 ただバッテリ問題のため iPhone 6 以上を使いたいです。そのせいで若干高くなり、6,000円くらい。 安定供給しにくいので、実際にはもっと高くなると思う。

中古 Android スマホ

  • バッテリを交換できるモデルがいくつかある
  • Android OS 4.4以上でないと BLE が使えない
ハードの状態や問題を気にしなくて良いなら、2,000円くらいで手に入るようです。 ただ BLE が使えないのは痛いので 4.4 以上を使いたいです。そのせいで若干高くなり、7,000円くらい。 安定供給しにくいので、実際にはもっと高くなると思う。

Raspberry Pi で自作タブレット

Raspberry Pi をタブレット化する試みは、昔から色々あります。 安定供給できれば 1万円以下くらいで供給できる「可能性」はあるかも知れません。 ただ現状は性能もアレだし、4万円くらいして非常にお高い。

Android タブレット

特徴は特にないですが、2-3万円で買える割には性能が良いです。 ちなみに Geekbench のスコアでは、手元の最弱 PC と同等の Core i3 6300 が 969 / 1964、HUAWEI MediaPad M5 lite の HiSilicon Kirin 710 が 333 / 1313 とのことで、シングルコアはちょっとな感じですが、マルチコアなら割といい勝負をしています。タブレット強し。

中古 Android タブレット

スマホと同様に OS のバージョンに気を付けて、傷が合っても良ければ 3000〜4000 円くらいで手に入ります。 スマホより安い。とにかく動かすだけならそれなりに使えそう。

安物ノート PC

私が今までよく使っていたのはこれです。 以前は 4 万円でギリギリ使える性能になり人権が手に入ったけど、最近は 6万円くらい払わないと人権が手に入らなくなりつつあります。 そろそろ Android タブレットのほうが安くなる予感…。

中古ノート PC

中古ノート PC は意外と高くて 10,000円くらいします。 これでは最安を目指すのは難しい。 ただ意外と良いスペックのものがあるので、Windows ノート PC を買うには良いかも知れません (実際に買ってみたら最高だった)。

Jetson Nano + 外付けディスプレイ

用途次第では中古ノート PC を買うよりは、Jetson Nano に外付けディスプレイを付けたほうが良いかもしれません。 Jetson Nano は意外と CPU が強いし、Deep Learning もできるので悪くない。 ディスプレイは 10 インチを超えると急激に高くなるので、私なら 10 インチ以下にします。 例えば以下の構成なら 2万円くらいだし、かなり実用的な構成です。

安物 Chromebook

最安で 2.5 万円ほど。ただ今のところ Celeron モデルばかりで、CPU の弱い製品が多い。 コスパで言えば Android タブレットのほうがずっと安いです。今後のモデルに期待。

Windows タブレット

Windows タブレットも Windows Subsystem for Linux が出てきたことで Linux を動かしやすくなりました。 ただ Windows タブレットは中古でも 7000円くらいして、また流通量もかなり少ないので、実際にはもっと高くなるでしょう。

Fire タブレット

  • バッテリ交換ができない
  • 安いモデルはスペックしょぼめ (Raspberry Pi 3 と同等)
Fire 6 なら中古が 3,000円で手に入るっぽいですが、供給は良くない。Fire 7 は 6,000円以内で手に入る。


スペックはしょぼいけど、使い物になって一番安い開発端末なのは Fireタブレットや Android タブレットのようです。 ラズパイを使わずにこちらで組むほうが安い。

また念のため追加メモをしておくと、Android に Linux を入れる方法は色々ありますが、root 権限なしにインストールできる UserLAnd が最近は人気です。 ただ UserLAnd は Android 5.0 以上のみをサポートしています。 5.0 よりバージョンが低い場合は、公式フォーラムでも DebianNoroot が推奨されていました。 ターミナルだけで良かったり、VNC 経由でも良ければ Termux という選択肢もあります。

2019年9月1日日曜日

Google Coral / Jetson Nano / Raspberry Pi の性能差

Google Coral / Jetson Nano / Raspberry Pi の性能差を、いつも忘れて調べている気がするので、自分用にまとめておきます。 ちなみにネット上の参考になったデータを組み合わせているだけなので、検証はしていません。



まず Raspberry Pi の CPU はどれくらい強いのかというと、TrueBench の処理速度で比較するとこんな感じになります。

製品名CPU名処理時間
お高くて強い PCIntel Core i7-4800MQ78,857,277
手元の最弱PCと同等Intel Core i3-6006U94,537,612
Jetson NanoARM Cortex-A57367,342,691
Raspberry Pi 3 / Google Coral Dev BoardARM Cortex-A53949,003,080

Raspberry Pi 3 の CPU はかなりツライ。 ARM Cortex-A53 と Intel Core i7-4800MQ は CPU で 12倍ほどの速度差があります。 ちなみに Raspberry Pi 4 の Cortex-A72 は TrueBench にはまだないけど、Raspberry Pi 3 の Cortex-A53 からコアあたり 18〜30% 向上しているそうです。 Deep Learning する時も 5.5倍ほど速度差があります。 ただいずれにしても GPU を使わなければ、弱いです。


どれくらい弱いか。GPU を加えて、MobileNetV2 を Deep Learning することを考えてみます。 貧弱な Raspberry Pi 3 も、Coral Dev board を加えると、3752倍ほど早くなります。 Jetson Nano を加えると、26倍ほど早くなっています。

Intel Core i7-4870MQ の場合はよくわかりませんが、つよつよな Intel Core i7-7700K の場合は結果が載っています。 Coral Dev board を加えると、10倍ほど早くなります。 GPU を載せれば、つよつよな CPU でもこれくらいは早くなります。


ちなみにデータを参考にすると Jetson Nano より Coral Dev Board のほうが早いですが、値段差とアーキテクチャの制約が色々あるので、どちらが良いとは一概には言えません。 いずれにせよ 1 万円〜3万円で 10 倍以上は早くなるので、凄いの一言に尽きます。

アーキテクチャの制約も、考えようです。アーキテクチャ変更によって凄い数値も出てきているし、今後も期待できるからです。 特に 2019-08 に登場した EfficientNet-EdgeTPU は凄いです。 その結果を見ると、Xeon(R) E5-1650 が 738倍向上するという凄まじいことになっている。 Xeon(R) E5-1650 は PassMark のベンチマークで 12735点 で、Intel Core i3-6006U は 3081点で 4倍くらい違いますから、貧弱な CPU はもっと改善しそうです。 これだけの進歩は、さすがにアーキテクチャクチャの違いによるところが大きいと言えるでしょう。

参考: